雪の中でもドローンの撮影は可能なの?

こんにちは!株式会社FUJISHIN ドローン事業部です。
ドローンに関する知識を少しずつ紹介していけたらと思い、こちらで勝手ながら語らせていただきますね。みなさんもポップコーン片手に適当に「だら見」していただければと・・・(*‘∀‘)
それではドローンに関する知識第1弾として・・・、
ドローンって雪の中でも撮影できるの???
「ドローンって雪の中でも撮影できるの???」「雨だと飛行できないって聞くけど・・・」
なんて言葉を耳にすることがありますね。
ドローンというのは非常に精密な構造でできており、やはり雪の中での撮影は不安を覚えるものです。
とはいっても、雪景色というのは心に惹かれるものがあり、スマホやカメラなどでは撮影したくなりますよね。

雪景色もドローンで撮影できたら・・・
きっと綺麗なものが撮れるんだろうな・・・
なんて思ったことは、少しはあるはずです。
テレビや雑誌、YouTubeでもドローンを使った写真や映像は見れますし、近年ではInstagramなどで一般の方がドローンを使った写真や映像を投稿していますね( ゚Д゚)
ドローンが身近な社会になりつつある現代では、ドローンを使った写真や動画が広く、誰にでも取り広げられるようになりつつありますね。ドローンで撮影することによって、いつもと違った風景を記録することができるので、誰にでもおすすめできるのがドローンですが、
その一方でドローンは危険な要素がたくさん詰まっていたり、取り扱いには十分に気を付けて運用しなければなりません・・・。
それでは、
- 降雪時でも飛行・撮影ができるのか
- 寒くてバッテリーが使えなくなってしまうのか
- 法律的に飛ばして大丈夫なのか
という疑問を解決するべく、国交省の包括申請を所得済みの当社が試験的にドローンの飛行と撮影をしてきました!
結論から言うと・・・、
ドローンは雪が降っているときでも飛行は可能!!!

今回は「DJI社」の「AIR 2S」で飛行を試みましたが、特に問題なく、30分間(バッテリー二つ分)の飛行に成功することができました!!!
この日の気温は0度で地上で観測した風速は1~2mほどです。
降雪時でも上記のような写真が撮影可能で、GPSや自動帰還モードなどの飛行トラブルも特にみられませんでした。
ということで!!!
- 降雪時でも飛行・撮影ができるのか → 可能
- 寒くてバッテリーが使えなくなってしまうのか → 使える
- 法律的に飛ばして大丈夫なのか → 一部を除き可能
「ドローンは雪が降っていても飛行・撮影することはできる!!!」
という結果になります(*‘∀‘)
しかし、まだまだ問題点が・・・
しかし残念ながら、ここで言えるのは、あくまで飛行は可能という事実だけです・・・。
そこにはいくつかの問題点がありますので、誠に勝手ながら語らせていただきます。
- DJI社のドローン使用マニュアルで推奨されていない
- バッテリーは寒冷地に弱く、性能が大幅に落ちる
- ドローンに雪が付着したまま放置すると「水」になり、故障の原因になる
- 悪天候だとドローンを見失いやすい
などのいくつかの問題点があったりもします。

①DJI社のドローン使用マニュアルで推奨されていない
②バッテリーは寒冷地に弱く、性能が大幅に落ちる
この2つについては同時に説明ができます。
DJI社の「AIR2S」のユーザーマニュアルではこのような記述がされています。
- バッテリーは極低温環境(ー10℃より低い)では使用できない
- バッテリーが最高の性能を発揮するようにするには、バッテリー温度を20℃以上にする
- 低温環境でバッテリー容量が減少すると、機体の風圧抵抗の性能が低下する
などと記載されていることから、降雪環境というよりは、気温が低いところでの使用を推奨していないようですね。バッテリーというのは気温が低いと化学物質の活性化が行われず、電圧や精度が失われることから、低電力状態での使用を強いられるのです。
また、ドローンに使用するバッテリーは小さいもので、本機能や発熱機能などは、基本的には搭載されていないため、バッテリーのパワーや持続時間は圧倒的に下がってしまうのです。
今回使用した「AIR 2S」は本来の性能であれば1つのバッテリーで飛行時間は20分~30分ほど飛行可能だったのですが、今回のテスト飛行では、15分~20分ほどの飛行で止めております。バッテリーの消費が通常よりも急に下がったりしていたので、安全を最優先し、このような結果になっています。
また、ドローンの外装やプロペラ部分はプラスチック製であることから、-10℃を下回ると、機体本体が凍結し、フライト操作が制御できなくなる可能性もありますし、最悪の場合、プロペラ部分が凍結し破損することで墜落の結果を招く可能性も考えられます。
やはり、ドローンでの飛行の際には、天候の確認が・・・、
最重要 となりますね・・・。
雪景色を撮りたいと思ったら、まず天候の確認をし、
余裕を持った飛行プランを計画することが大切ですね。

③ドローンに雪が付着したまま放置すると「水」になり、
故障の原因になる
「雪は降ってるけど、天候はいいし、気温も高いから大丈夫だ!」
と安心するのも束の間です。ここが最大の落とし穴といっても過言ではないかもしれませんね・・・。
降雪量にもよりますが、雪というのはそもそも水分ですよね。つまり、気温が高くなると、
- 雪は雨になる
- 雪は溶けて水になる
という自然の法則は避けては通れません。
つまり、気温が高い状態での飛行は水没する可能性が高いということです。
ここでは、あえて水没という言い方をしましたが、水没というのは、水中にモノを落とした時のことを想像しますが、
DJI社の水没の基準は非常に高いのです。
「雨に濡れただけでも、水没(全損)」となる場合もあるので、正常な状態での飛行を認められない場合があるんですね・・・。せっかく高い思いして買ったドローンが全損扱いされるのは辛いですよね・・・( ゚Д゚)
実はドローンというものは、ご存じかもしれませんが、
雨天時の飛行は絶対禁止!!!
ということを国交省から命じられているんですね・・・。
水分を含んだ状態での使用に関しては、メーカーからも故障・発火の恐れがあることから禁止とされていますし、何より、日本国が定めたものに逆らって飛行するまでもないですよね。罰金や最悪の場合は懲役刑になることだって、ドローン飛行に関しての今までの事例を見ればわかります。
どうしても降雪時の飛行をするなら・・・、
- 雪を触ってみて、ベタ雪や触った瞬間に水にならないかどうか
- 気温は高くないか(地上観測で氷点下でない場合)
- 飛行後にドローン本体の適切なケアを行なう
などのことが絶対条件となりますね・・・。
みなさんも、無理のないフライトを心掛けましょう。

④悪天候だとドローンを見失いやすい
ドローンを操作したことがある方ならわかると思いますが、ドローンは高く飛行しているとき、
非常に見失いやすい航空機です。
飛行開始地点から、50m以上高く飛んでいると地上から観測しづらいこともありますし、20m~80mくらいの間には飛行中のトラブルになりそうな、様々な障害物(建物や電線など)があります。
その状況に悪天候などの条件を追加すると、ドローンを目視しながら飛行することは困難な状況になりますね。
ちなみに・・・、「目視外飛行」というのは禁止されている項目なんですね・・・。
ですから、飛行前に周辺の天候や状況は確認必須事項に指定されていますし、悪天候による飛行は原則禁止にされているんですね。
それに悪天候の定義によっては、雪が降っている状況でさえも、悪天候と認定されかねないのです。
さらに悪天候時にはドローンに搭載されているGPSが機能しない場合もありますし、バッテリーの減少状況によっては、ドローンが自動帰還、もしくは自動で着地をするようにプログラミングされています。
飛行地点によっては、様々な障害物(建物や電線など)がありますよね。もしそれらによって衝突、墜落して破損事故を起こしてしまった場合・・・、
数百万~数千万円の損害賠償を支払うことも・・・。
ドローンの事故というのは年間100件程は報告されており、ドローンの需要が高まるにつれて、事故件数は年々上昇傾向にあると言われています。
国交省発行 令和3年度 「無人航空機に係る事故トラブル等の一覧」では、86件報告されています。
驚くことに、その20件は・・・、
個人によるに事故だったのです・・・。
さらにその5件が無許可による飛行で起きてしまったものでした。
およそ4分の1が個人による事故であり、個人での事故の場合、
ドローンに対する保険の加入をしている割合も低いと思います。
「まさか自分が事故なんか起こすわけない」
なんて思っているかもしれませんが、いざという時のために、保険の加入を行なうか、ドローンを専門とする業者に頼んでみるのも一つの手段です。
そこで、当社はその全てを解決できます!
当社のドローン事業部では・・・。
当社ではまず、以下のような体制が整っております!
- 「ドローン総合補償プラン」による最大2億円の賠償保険
- 国交省の包括申請所得による認可・許可
- 徹底した飛行訓練による安全なフライト
当社では三井住友海上火災保険株式会社さまの「ドローン総合補償プラン」による「動産総合保険」と「施設所有(管理)者賠償責任保険」という保険を利用しております。その保険では、
- 総重量(燃料や薬剤、装備品等をすべて搭載した状態)での150キログラム未満かつ保険金額が10万円以上
- 使用用途が事業用(趣味、レジャー、スポーツ、協議、軍事)で使用されない
- 過去3年間に落下事故等の当該保険の補償対象となる事故の罹災履歴がない
- ドローンの所有、使用で他人に身体障害や、財物損壊を与えた場合に、法律上の損害賠償責任を担う保険
というドローン事業者でしか掛けることのできない保険プランに加入済みであることから、万が一事故が発生した時の補償については可能となっております。
さらに、ドローンで飛行禁止項目のいくつかを飛行可能とするには、国土交通省に申請する必要があるのですが、当社では、国土交通省に対する包括申請で、飛行想定範囲(県全域・市全域)や複数の地点で飛行を行なうことを可能とする飛行経路包括申請の認可・許可をいただいているため、柔軟にフライトを可能とします!!
航空法やその他にも、「小型無人機等飛行禁止法」「道路交通法」「電波法」「各種都道府県や市町村による条例」などのドローンを使用する際に抵触する可能性があるものに関しての幅広い知識や教育を行なっているため、こちらも安心してご利用いただけます。
そうは言っても、事故によって最高の瞬間を最悪の一生にしたくないですよね・・・。
そのために当社ではドローンパイロットの精鋭化を目指し、日々訓練を行なっております!ドローン飛行実績としては、ドローン事業部の発足が2022年度4月からとなっているため、あまりないのですが、当社では、既存の土木事業での経験から、適切かつ安全を第一に業務を行なう体制を整えております。
土木などでは、大きな機械や危険物を扱うことから、安全第一による遂行が何より大切です。
ひょっとしたミスで「指を切断した」「重機が倒れてしまった」「電線に引っかけてしまった」などが後を絶たない業界ですので、事故に対する非常に警戒心が強く、既存のドローン事業者さまの中でも、重点的に危険予知教育を行なっています。
やはり安心をお金で買う・・・、というのも、そういう時代だと思います。
万が一事故を起こしてしまった時に自信に責任が降りかかるのは、嫌ですよね・・・。
だからこそ、当社のドローン事業部をご利用いただくというのも選択肢の一つに入れてみてください!!!
さらに、当社ではドローン事業部設立キャンペーンとして、
「ドローン撮影 基本料金30パーセントOFF」

を実施していますので、この機会に是非ご検討くださいませ!
お問い合わせに関しては、当社ホームページの「お問い合わせ」からご連絡いただくか、
当社の電話番号058-201-4001までお問い合わせください。
お客様の撮影したい地点に合わせて、一番利用しやすい方法と最安値で済む方法も無料でご教授いたしますので、お気軽にお問合せ下さい!!!
まとめ
ドローンは、降雪時でも飛行は可能となりますが、
- 悪天候などによる飛行難度や制御が難しくなるため使用しない
- 気温が低い場合(-10℃以下)は使用しない
- 降雪時に気温が高すぎる場合(0℃以上)は推奨しない
- 本来の飛行時間の半分の時間でフライトする
- 万が一のために保険加入のもと飛行することの推奨
という基本を念頭に置いていただいたうえで、自己責任の覚悟をもって飛行することが重要ですね。
最後までご覧いただきありがとうございました!
ドローンに関する知識を正しく認識し、みなさんで楽しいドローンライフをおくりましょう!!
